特長
PRIME Graphics Platformは、単一のデザインインタフェースPRIME Designerとプロダクションやプレイアウトのニーズに合わせた、5種類の専用制作ツールを提供することを目的として設計されました。
PRIME Designer
デザイナーフレンドリー
基本的な3DCGライブラリ、シェイダー、条件付きトランジションロジック、シーン間通信用のスクリプト機能など、デザイナー向けの機能が搭載されているデザインインターフェイスです。Adobe®️Photoshop、3Dバーチャルカメラを備えたAutodesk™️FBX®️などのメジャーなデザインツールとの統合により、アートディレクターのビジョンを実現させます。
デザイン集中型の設計
カスタマイズ可能なインターフェイスの使いやすさにより、最小限のトレーニングで直感的な操作ができます。基本的なデザイン制作に複雑なスクリプト言語を習得する必要はありません。より複雑なデザイン制作においては、LUA、VBScript、JScript、C#、その他の言語もサポートしています。
エンドツーエンドのHDRワークフロー
キャンバス上のデザインから12ビットDisplayPortでのフル出力(HLG、Slog 3)まで、エンドツーエンドのHDRワークフローを維持します。SDRとHDRの相互変換により、レガシーコンテンツを再作成する必要がなくなります。
解像度とフォーマットに依存しない
あらゆるフォーマットや解像度に対応でき、入出力形式にとらわれないルーティングが可能です。サポートされる入出力形式には、4K-UHD、SDI、NDI、GPU、SMPTE 2110 / 2022-6が含まれます。
エコシステムとの統合
サードパーティーとの統合を活用し、さまざまなプレイアウトのオートメーションと手動操作のワークフローを柔軟に実現します。サポートされるプロトコルには、Chyron Intelligent Interface、AMP、EAS、PBus、VDCP、Ross Talk、XML、およびOxtelが含まれます。
ワークフローの簡略化
テンプレートベースのグラフィック制作機能である「ベースシーン」を使用すると、デザイナーはフルパッケージの編集を数分で完了できます。
PRIME CG
PRIME CGは、キャラクタジェネレータおよびプレイアウトソリューションを手頃な価格で提供します。2D・3 Dグラフィックスの作成、洗練されたテロップやリアルタイム情報を簡単に作成・反映することができ、ダイナミックな演出も短時間で実現可能です。
PRIME Branding
番組イメージの統一化と視聴者の注目を集める効果的な番宣・CMの演出ができる、マーケティング強化のソリューション。
ヘッドライン、スポーツスコア、天気予報、マーケット情報、サイドスーパー、番組ロゴ、Now/Nextのグラフィックス、 SNSコンテンツなどを用いて、チャンネルブランディングを構築します。CG機能に加え、プレイリスト機能で送出のフルコントロールが可能です。
PRIME Clips
番組のオープニングタイトルやコーナージングル、トランジションに最適なマルチチャンネル制作用クリップサーバーです。
PRIME Clipsの高度な「PowerClips」機能を使用すると、編集可能なアニメーションテキストやグラフィックスなどを1つのクリップに集約することができます。プリレンダリングクリップにエフェクトを重ねた場合も、レイヤー化された1つのクリップとして扱われるため、制作者はより柔軟に制作と再生を行うことができます。
最も条件の厳しい本番環境向けに設計されており、すべてのチャンネルで取り込みと再生が可能な内蔵クリップ変換機能により、コストのかかる外部コンバータが不要になります。
PRIME Video Walls
サイズ・形・ピクセル数にとらわれない、プレイアウトのソリューション。一枚や複数から形成される大型ビジョンに映し出すことができ、効果的で迫力のある放送演出が可能です。優れたグラフィックスおよびビデオコンテンツを提供し、視聴者の関心と視聴率を高めます。
PRIME Touchscreen
タッチ対応のインタラクティブコンテンツを、作成・埋め込みできるソリューション。コントロールルームからの調整を待たず、タッチ、回転、スケール、ドラッグ、描画、移動など、リアルタイムにスタジオでコンテンツを触り、演出・コントロールすることが可能です。複数のプレゼンターが共同作業を行い、同時にオブジェクトとやり取りすることもできます。