アクセスポイント
アクセスポイント(FCE)を設置することで、スタジアムやアリーナの屋内、屋外、ロッカールームやトンネルエリアまで、どこでも撮影が可能になります。コントロールルームに設置した受信機1台に対し、カスケード(デイジーチェーン)接続でアクセスポイントを数の制限なく増設することができます。各変換器も不要となり、コストが削減でき、設定やトラブル対応も簡単になります。
また、カメラがアクセスポイント間を移動しても、シームレスにローミングが可能なため、映像が途切れる心配をせず、自由に会場内を移動できます。
システム構成
アクセスポイントを各所に設置することで、フィールド全体、客席の隅々、コンコースまで死角なくカバーができます。ブルペン、ロッカールーム等にも自在にアクセスポイントを設置できるため、投球練習中から登板まで密着してライブ中継するなど、観客を盛り上げながら撮影することができ、さらにエンターテイメント性を高めた演出が可能になります。
安定性
一般的な無線LANだけでなく、業務用無線LAN 4.9GHz帯も使用できるため、スタジアムやアリーナなど、無線LAN使用者の多い環境でも安定して動作します。
※4.9GHz帯の使用には一日程度の講習で取得可能な第三級陸上特殊無線技士資格が必要です。
利便性
有線撮影でケーブルをさばく人員も、ワイヤレス撮影で巨大なアンテナ装置を担ぐ人員も必要なくなり、カメラマン一人で撮影可能です。
インカム機能も備えており、カメラマンの操作や設定の負担を軽減します。
サブフレーム低遅延
音楽ライブ会場の大型ビジョンなど、リップシンクのズレが問題となる場面でも、違和感のない映像を提供できます。
高画質
H.264コーデック技術による最高52dB PSNRの高画質を実現します。高速で優れた画質で正確なフレームエンコードが可能です。
双方向無線チャネル
システムは、送信機と受信機間の双方向無線チャネル上に構築されており、各ピクセルグループを正確に認識し、単方向リンクに比べ非常に強力で信頼性の高い伝送を提供します。
カメラメーカーサポート
Sony, Panasonic, Ikegami, Grass Valley, HITACHI製のカメラコントロールユニット(CCU/RCP)、PTZ制御機能をサポートしています。